平野ノラが持ってる電話は30年前のもの!?携帯電話の歴史をたどってみた。

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ここ30年で身近なものになった携帯電話。今ではスマートフォンを使う方のほうが多くなりましたが、これほど生活に密着している機器も珍しいでしょう。

しかしあなたが今持っている携帯電話やスマホ、あなたが初めて持った携帯電話と同じフォルムをしているでしょうか?多くの方は違うはずです。

なぜなら携帯電話は驚くべき速度で進化しているため。気づかないうちにその姿はどんどん変化し、私たちはそれを“当たり前”のものとして受け止めています。たった数年前のものですら、そう思ってしまうのですから、携帯電話が初めて世の中に登場した時はいったいどんな姿をしていたのでしょうか。

今回はその歴史を紐解いていきます。

携帯誕生元年!1970年、大阪万博の「ワイヤレステレフォン」

日本で初めて「持ち運べる電話」が発表されたのは1970年大阪万博でした。

約65万人が訪れた電気通信館に展示されたその電話の名は、「ワイヤレステレフォン」。当時日本電信電話公社(現在のNTT)が“未来の電話”として展示したこの機器は、単2型の電池を使用し、10時間程度は通話できたと言います。その重量は約700g。iPhoneが138gなので、なんとその約5倍もの重さがありました。

このワイヤレステレフォンが発表された目的は、持ち運べる電話を客がどのように使うかモニタリングすること。実際、来場者が電話のボタンを人差し指ではなく親指で押す傾向などが明らかになり、その後の開発に大きな影響を与えたとされています。

重量3kg!?1985年、ショルダーフォンの登場

Yumix Dobashiさん(@yumixck)が投稿した写真

バブル時代のあるあるネタでブレイクした「平野ノラ」が肩に下げているのが、このショルダーフォンです。総重量約3kg。これは、iPhone7、20台以上の重量に相当します。車載・携帯兼用の端末として開発されましたが、その重量からわかるように、基本的には車内電話として想定されていました。

連続待受時間は8時間、連続通話時間は40分と、今からすると考えられない性能です。

1987年、「携帯電話」が誕生!

@ketta_ggが投稿した写真

1987年4月、NTTはとうとう初の携帯電話、TZ-802型を完成させました。このTZ-802型はショルダーフォンと異なる、携帯電話専用型。この年より、NTTは携帯電話サービスを開始させることとなります。

連続通話時間は60分、連続待受時間は6時間。形状はとにかく分厚く、重量は900g。まだまだ重量級ですが、誤動作を防ぐためのロックボタンも側面についており、現在の携帯電話の原点と言えるでしょう。

販売台数が2倍に。躍進の原動力、「ムーバ」は1991年に登場

1991年になると、超小型携帯電話「mova(ムーバ)」が登場しました。1991年から2012年まで(新機種発売は2006年まで)、長い期間、携帯業界を支えてきたこの機種は、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

「movable(移動できる)」から取られた「mova」という名称の通り、重量約230gと、大幅に減量。

1991年に発売された当初はレンタルのみの形態で、利用者は保証金10万円・新規加入料4万5800円・毎月の使用料1万7000円と、破格の金額を払う必要がありました。しかし、その年携帯電話販売台数は前年比2倍(約26万台→53万台)を達成。間違いなく、携帯電話を日本に普及させる原動力となった携帯電話サービスです。

1996年、携帯音楽に音楽の楽しみが加わった

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今では当たり前になった着メロ。実装されたのは約20年前、1996年のことでした。

「デジタルムーバ N103 HYPER」に世界で初めて着メロ機能が実装。この着メロはすでに設定されているプリセットのもののみでしたが、それまで着信音のパターンが「ベル」しか無かったことを考えると、大きな進歩だと言えるでしょう。

その後、1998年にはデジタルホングループ(現ソフトバンク)が着メロ配信サービス「スカイメロディー」を、2002年にはau着うたを開始。1996年は携帯電話の歴史に、「音楽」の要素が加わった年となりました。

1999年、携帯電話は「未来の電話」に!

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1999年、NTTドコモは「iモード」DDIセルラー・IDO(現・au)「ezWeb」と、インターネットサービスを開始。携帯電話で世界とつながることが可能になりました。

また、ときを同じくして電子メールサービスも開始し、一気に携帯電話の多機能化が進みました。このように、インターネットや電子メールなどの機能を備えた携帯電話のことをフィーチャーフォンと言い、現在は、世の中にある携帯電話機のうち、スマートフォンではないものをフィーチャーフォンと呼んでいます。

2000年、写メが爆発する

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2000年、新たな世紀を迎えるとともに、またひとつ携帯業界が大きく前進しました。

J-PHONE(現ソフトモバイル)とシャープが共同で開発したのがカメラ付き携帯電話です。

携帯のカメラで撮った画像をそのままメールで送る、いわゆる「写メ」は爆発的に流行しました。カメラ付き携帯電話は、普通のカメラを“趣味の道具”にしてしまったのです。

2008年、iPhone旋風が巻き起こる!

@fashiontomorrow_が投稿した写真

さて、少し時代は飛んで2008年。この年、日本の携帯業界に激震が走ります。それは、iPhoneの販売開始(アメリカでの販売開始は2007年)。

音楽プレイヤー、インターネットや電子メール、そして携帯電話の機能。この3つをハイレベルで兼ね備えたiPhoneは瞬く間に携帯業界を席巻しました。Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズに選ばれたソフトバンク社はドコモ・auに次ぐ3番手というイメージを、ハイセンスで洗練されたイメージへと一気に塗り替えたのでした。

今や新機種発売のたびに行列ができるiPhone。これからもさらに大きな旋風を携帯・スマホ業界に起こしてくれることでしょう。

携帯電話は進化し続ける。これからも

ワイヤレステレフォンが大阪万博で披露されてから30年以上が経ちました。携帯電話は時代とともにどんどん小型になり、どんどん機能を増やしていっています。

30年前、“電話”を音楽を聴いたりテレビを見るために使う時代が来ると誰が予想したでしょうか? “電話”だけをポケットに入れて遊びに行く時代が来ると、誰が予想したでしょうか?

携帯電話・スマートフォンは私たちの予想のつかないスピードで進化し続けていきます。いずれ「古臭い」iPhone7を持って笑いを取る芸人が現れるかもしれませんね。

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